[PR]病院での借金体験(40代主婦)
介護生活をしている北海道在住の40代の主婦です。
今から7年ほど前ですが、大工の主人が難病で収入が途絶えて入退院に手術を繰り返し貯金も底を付いたころ、今度はパートで何とか生活ぎりぎりの収入を経ていた私が体調不良で入院してしまいました。
大病院で病気の原因が分からず、検査続きの挙句にようやく病名が分かって、リハビリの病院に転院しました。
歩けないほどの足だけでなく全身膨れ上がって、車椅子からも立ち上げれないほどで、腎不全と診断されての転院リハビリでした。
困ったことに、主人の入退院で限度額まで使ってしまった保険だけでなく、積み立て型の保険も支払いが出来なくなった上に生活費にするために解約をしてしまっていたため、検査とリハビリの入院費はまともにかかってきたのです。
働くこともままならず、6か月分の入院費の支払いをするためにローン会社からの借金を考える一歩手前まで行きました。
ところが二件の病院ともにソーシャルワーカーの方が常勤していて、色々と生活面や精神面の相談に乗っていただけたのです。
ソーシャルワーカーの方に無利息でお金を借りることに
車椅子で相談室に行くときは簡単には行かないものと思っていましたのに、経済的に困っているということで、支払いを分割にしていただけた上に無利子で貸していただけることになりました。
賃貸マンションには住んでいられなくなり、実家で暮らすための引越し代や、当面の生活費で僅かながらあった現金は使えなかったので、本当に助かりました。
そのときのソーシャルワーカーの若いお嬢さんが、私には天使に見えたものです。
両方の病院から借りた総額は66万円。
退院後体力が回復した後に始めた内職だけで二件の病院にそれぞれ毎月1万円づつの支払いで年間24万円を3年弱でお返しできました。
医療費の自己負担限度額、無利子で借りれたことがよかった
借金ついでに、ここでお勉強できたのは、入院中の食費はどこも同じでも、入浴や冷蔵庫の借り賃、テレビに病衣代クリーニング代金などのサービス料が大病院だと額も大きいということです。
二件目の病院は個人病院だったためかややお安かったです。
保険制度には医療費の自己負担限度額というものがあります。
一ヶ月の保険適用分の医療費が83,400円で長期になると途中から44,400円になったので、その程度で済みました。
世帯の年収や医療費負担が三割と一割の違いで上限の差があるようですが、そんな長期入院騒ぎがなければまったく知識のないことでした。
医療費に自己負担限度額があり、無利子で借りれた上に、医療費の色々をお勉強させて頂けたことは不幸中の幸いで、痛い闘病借金経験ではありましたが、今でも感謝しています。
何百万何千万という大きな金額ではなかったのですが、健康を害して収入のない状態でローンやサラ金に手を出す直前まで行きましたので、その後借金が膨れ上がっていたかもしれません。 その前に恥を忍んで病院に相談できて本当に良かったと思っています。